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People In The Box / Cut Four

 
People In The BoxのライブDVD『Cut Four』を観ました。

自分が行ったライブの映像を観るのはやはり特別な気持ちで、当日は興奮のあまり気づくことのできなかったCD音源とのアレンジの違いであったり、演奏のテクニックであったり、照明の美しさであったり、そして何より演者の表情を落ち着いてじっくりと見直すことができるのでありがたいです。

 
PeopleのライブDVDは他のバンドのものと比べると観客の映像が控えめだなと感じます。
観客の姿を映すことでライブの熱量や臨場感を伝える手法もあるけれど、彼らのDVDはそれをやらないところ(敢えてそうしているのか、そうではないのかはわかりませんが)も含めて、ライブ会場の雰囲気をそのまま感じられるようで私は好きです。
 
Peopleのライブを初めて観たとき、観客が皆、静かに棒立ちのままステージに見惚れるように聴き入っているのに驚きました。変拍子で乗りにくいから、というのも理由としてあるかもしれないけれど、「この曲では◯◯する」「周りの人に合わせる」のような決まりがなく、観客がそれぞれ思い思いに自分のなかで自由な風景を描くように静かに揺れている姿が印象的でした。
そのように音楽を鑑賞することが何が何でも正しいと言いたいわけではなくて、踊るライブの楽しみ方というものも勿論あると思うし、それはそれで好きです。しかし、Peopleのライブのあの独特な雰囲気は、自分のような内気で協調性に欠けた人間をありのままに受け入れてくれるような気がして、居心地良く感じたのも事実です。
Peopleのライブは純粋に演奏対観客一人一人の対話になっている。私たちはただ彼らの演奏にどっぷりと浸かるのみ。彼らの音楽に加えて、こうした会場の空気が好きだからというのが、私がPeopleのライブに何度も足を運びたいと思う理由です。
 

 

Cut Four [DVD]

Cut Four [DVD]