aircheck

好きな曲 / 気になった曲 / 観たライブ などについて書いています

AKB48 / ハイテンション

 

良い曲なんだけど、なんだかAKBっぽくないような、ぱるるらしくないような・・・というのが第一印象でした。

が、聴いていくうちに感想が変わりました。

 

秋元康イズムが色濃く出た曲だな、と。

たぶん、他の子がセンターで歌ってたら、ただ可愛くて楽しいパ-ティーチューンだね。で終わっていたと思う。もちろんそれだけでも充分なんだけれど、この曲をぱるるにあてがうところが秋元康だな・・・と。

総選挙で仲間内で順位を争う子たちに「僕たちは戦わない」とか、お揃いの軍隊風の衣装に身を包んだ少女たちに「大人たちに支配されるな」とか歌わせるお方じゃないですか。この曲もきっと、そうした秋元康アイロニーに則った曲です。

この曲をあえてハイテンションとは程遠いキャラクターであるぱるるに歌わせることで、「大人の用意した歌を歌わされる女の子」というアイドルならではの構図が浮き彫りになり、アイドルの持つ"お人形"としての面、空虚さを強く感じさせられる出来になっていると思うのです。

バブル期を彷彿とさせるディスコ調の曲調に加えて、歌詞も「ミサイルが飛んで世界が終わっても」とか、いちいち刹那的ですよね。MVも曲のイメージに合っていて華やかで楽しいですが、最後のシーンが印象的で、「楽しい時間はいつか終わりが来る」ということを示す内容になっています。そんな曲を今のぱるるに歌わせることで、いずれは"卒業"しなければならない女性アイドルという職業の儚い宿命を皮肉っているのではないか・・・とも思えてきます。

 

・・・なーんて、考えすぎでしょうか。